屋根の棟板金とは?劣化サインとリフォームでポイントを解説
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「棟板金」という言葉、聞いたことはあっても、具体的にどんなものか、どんな役割を果たしているのか、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
今回は、屋根の安全と長持ちさせるために欠かせない「棟板金」について、その役割、劣化のサイン、そしてリフォームのメリットや注意点などを詳しく解説していきます。
目次
棟板金とは?
「棟板金」は、屋根の最も高い部分、つまり「棟(むね)」と呼ばれる部分に設置される金属製の板のことです。
スレート屋根、金属屋根などの屋根で見ることができます。
1:棟板金の役割
棟板金は、屋根と屋根の面が接合する部分、つまり「棟」を覆うことで雨水が浸入するのを防ぐ役割を担っています。
雨風が強い日や雪が積もった時でも、棟板金があることで、雨水が屋根内部に浸入することを防ぎ、家屋を雨漏りから守ってくれます。
2:棟板金の構造
棟板金の形状は、屋根の形状やデザインに合わせて様々なものが存在します。
一般的な形状としては、ストレート型、波型、折板型などがあります。
また、素材もガルバリウム鋼板、アルミ、銅など、耐久性やデザイン、価格によって様々なものが使われています。
3:棟板金の重要性
棟板金は、屋根全体にとって重要な役割を担っているため、その状態は屋根の寿命にも大きく影響します。
棟板金が劣化すると、雨水が浸入しやすくなり、屋根材や木材が腐食する原因となります。
そのため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
屋根の棟板金の劣化のサイン
棟板金は、常に雨風や紫外線にさらされているため、時間の経過とともに劣化していきます。
劣化が進むと現れる様々なサインを見逃さないことが重要です。
1:釘の浮きや抜け
棟板金は、釘で屋根に固定されていますが、経年劣化や温度変化によって釘が浮いたり、抜けてしまうことがあります。
釘が浮いたり抜け落ちたりすると、棟板金が剥がれやすくなり、雨水が浸入しやすくなります。
また、風で飛ばされてしまう危険性も高まります。
2:サビの発生
棟板金の素材によっては、サビが発生することがあります。
サビが発生すると、見た目の悪さだけでなく、板金の強度も低下し、雨漏りの原因となるだけでなく、将来的に大きな修理費用が発生する可能性もあります。
3:板金の変形や破損
棟板金は、風雨や雪の重みによって変形したり、破損したりすることがあります。
変形や破損があると、雨水が浸入しやすくなるだけでなく、見た目も悪くなります。
4:貫板の腐食
棟板金の内部には、貫板と呼ばれる板材が使用されていますが、劣化によって貫板が腐食することもあります。
貫板が腐食すると、棟板金の強度が低下し、剥がれやすくなるだけでなく、雨漏りの原因となります。
棟板金リフォームのメリットと注意点
リフォームのメリット
1:雨漏りを防ぐ
棟板金は、雨水が浸入するのを防ぐ重要な役割を担っています。
劣化して雨漏りが発生すると、屋根材や木材が腐食する原因となり、家屋全体の寿命を縮めてしまいます。
棟板金のリフォームによって、雨漏りを防ぎ、家の寿命を延ばせます。
2:家の外観を美しくする
棟板金は、家の外観を大きく左右する要素の一つです。
劣化してサビや変色が発生すると、家の見た目が悪くなってしまいます。
棟板金のリフォームによって、新しい板金に交換することで、家の外観を美しくできます。
3:安全性を高める
劣化して剥がれ落ちた棟板金は、人や車に衝突してしまう危険性があります。
棟板金のリフォームによって、安全性を高められます。
リフォームの注意点
棟板金のリフォームは、専門知識が必要なため、信頼できる専門店を選ぶことが重要です。
また、リフォーム後も、万が一のトラブルに備えて、保証があるかどうかを確認しておきましょう。
保証期間や内容によって、安心してリフォームができます。
当社では、施工後のご説明、保証をご用意しております。
施工の技術に加え、アフターサービスにおいても安心してお任せください。
まとめ
この記事では、屋根の安全と長持ちさせるために欠かせない「棟板金」について解説しました。
棟板金は、雨水の浸入を防ぎ、屋根全体の寿命を左右する重要な役割を担っています。
この記事で紹介した棟板金の役割や劣化のサイン、そしてリフォームのメリットや注意点などを参考に、ご自宅の棟板金の状態をチェックし、必要に応じて適切な対策を検討しましょう。
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