モルタル外壁の塗り替え!タイミングや劣化症状を解説!
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築年数が経ち、モルタル外壁のメンテナンスについて悩んでいる方はいらっしゃるでしょう。
家の顔ともいえる外壁は、風雨にさらされ、年々劣化していきます。
いつまでも美しく、安全に過ごせるように、適切な時期に適切なメンテナンスをすることが大切です。
この記事では、モルタル塗り替えのタイミングや劣化症状などを解説します。
モルタル外壁のメリットとデメリット
1:モルタル塗り替えのメリット
・費用を抑えられる
モルタル外壁の塗り替えは、張り替えに比べて大幅に費用を抑えることができます。
例えば、30坪程度の住宅で、塗り替えは約70〜120万円、張り替えは約200~万円と、その差は歴然です。
モルタル外壁の劣化が進んでいない場合は、塗り替えで十分な効果が期待できます。
2:モルタル塗り替えのデメリット
・下地が劣化している場合は効果が限定的
モルタル外壁の塗り替えは、下地が劣化している場合は効果が限定的です。
下地が劣化している場合は、塗り替えだけでは効果が期待できない場合があり、張り替えが必要になることもあります。
モルタル塗り替えのタイミングを見極めよう
モルタル外壁の塗り替えの目安は、以下の通りです。
・ 塗装後10年を過ぎた
・ 変色、チョーキング、クラックなどの劣化症状が見られる
・ 外壁にコケや藻が発生している
これらの症状が見られる場合は、早急に専門塗装専門店に相談することをおすすめします。
モルタル外壁の劣化症状には、以下のものがあります。
・変色
外壁塗装の施工直後は、鮮やかな色をしていますが、経年劣化によって色あせてきます。
色あせは、塗装の劣化症状の初期段階です。
この段階で気づいて補修すれば、塗装だけの補修で済むため、費用を抑えられます。
放置すると、モルタルの補修も必要になり、費用がかかってしまいます。
・チョーキング
乾いている外壁に触った際に、手に粉がつくことを「チョーキング」といいます。
これは、太陽の熱や紫外線、雨風などの影響で、塗膜が分離して起こる症状です。
チョーキングは、塗装の防水性が低下しているサインです。
この状態では、塗装が外壁を保護する力を失っているため、早急に塗り替えが必要です。
・クラック(ひび割れ)
モルタルは、ひび割れが起きやすい建材です。
ひび割れの幅によって、その対処法が異なります。
・ 幅0.3mm未満(ヘアクラック)
髪の毛ほどの細いクラックで、塗料の乾燥過程で水分が蒸発することで、モルタルの収縮が原因で発生します。
モルタル外壁の宿命ともいえる特性で、慌てる必要はありません。
・ 0.3mm以上1mm未満(構造クラック)
構造体に影響を及ぼす可能性があるクラックです。
水がモルタルに吸収されるため、クラックの幅が広がる前に塗装専門店に点検してもらいましょう。
一部の塗装だけで補修できることもあるため、大きく費用を抑えられます。
・ 1mm以上3mm未満(構造クラック)
塗装専門店の点検と補修が必要です。
塗装の下のモルタルやその下の構造体まで水が浸透している可能性があります。
・ 3mm以上(構造クラック)
構造クラックがかなり進行しており、水が相当量内部に侵入しています。
構造体まで大きな影響があるため、早急に補修が必要です。
まとめ
この記事では、モルタル塗り替えのメリットとデメリット、塗り替えのタイミング、劣化症状について解説しました。
モルタル外壁の塗り替えは、適切な時期に行うことで、家の美観を維持し、耐久性を向上させることができます。
塗り替えを検討する際は、塗装専門店に相談し、適切な方法を選択することが大切です。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。