屋根の上に足場が必要な理由とは?足場の単価と相場もご紹介!
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屋根工事において、最も重要なのは安全性とコストパフォーマンスです。
屋根の上に設置する足場は外壁塗装の際に設置する足場とは異なり、勾配のある屋根に特化した設計がされています。
今回は、屋根足場の基礎知識、必要性、設置方法、そして費用についてご紹介します。
目次
□屋根の上に設置する足場についての基礎知識をご紹介!
*屋根の上の足場とは
屋根の上に設置する足場は、一般的な外壁用の足場とは異なり、特に勾配がついた屋根での工事にとても大切なものです。
平らな屋根を持つビルやマンションでは必要ありませんが、一般住宅の屋根には勾配が付いており、屋根の上の足場の重要性を高めています。
勾配が急であるほど、滑りやすくなるため、屋根の上での作業を安全にすることが難しくなってしまいます。
そこで、屋根の上に立てかける形で設置されるのが屋根足場です。
これにより、作業者は安全に、かつ効率的に作業を行えるようになるのです。
*工事内容による足場の必要性の違い
屋根工事は大きく分けて、葺き替え、修理、天窓の修理・改修、塗り替えなどがあります。
葺き替えや修理では、一般的に6寸勾配から屋根足場が必要とされます。
しかし、塗装工事の場合は、6寸勾配以下の屋根であれば足場が必要ないとの考えが一般的です。
これは、塗装作業に足場が邪魔になるからです。
ただし、6寸5分以上の屋根では、安全に作業を行うために屋根の上の足場が必要となる場合があります。
□屋根の上に足場が必要な理由とは?
屋根足場の設置は、主に安全性の確保、作業の質の向上、および近隣住民への配慮のために不可欠です。
急勾配の屋根での作業は、特にこれらの要素を考慮する必要があります。
以下では、屋根足場がなぜ必要なのか、その理由を解説します。
*安全性の確保
屋根塗装の作業をする上で、最も重要なのは、作業者の安全性の確保です。
急勾配の屋根は滑りやすく、落下のリスクが高いため、足場は作業者を保護するために欠かせません。
また、高所での作業には安全帯や墜落制止用器具の装着が義務付けられており、これらを取り付ける場所としても屋根足場が必要です。
*作業の質の向上
屋根足場の設置により、作業者は安定した足場の上で作業ができるため、作業の質が向上します。
勾配が急な屋根ではバランスを取りながらの作業が難しく、これが作業の質を低下させる原因となるのです。
屋根足場は、これらの問題を解消し、より正確な作業を可能にします。
*近隣への配慮
屋根工事では、物が落下する危険性があるため、近隣住民への配慮が必要です。
屋根足場が設置されていないと、工事が危険であると見なされがちです。
足場を設置することで、落下防止や事故防止などの安全対策を徹底していることを示せるのです。
□屋根足場の単価と相場はどれくらい?
1:屋根足場の単価
屋根足場の単価は、一般的に平米あたり1000円程度とされています。
この単価に基づいて足場の面積を掛け合わせることで、費用を計算します。
たとえば、70平米の足場の場合、単価1000円で計算すると、70000円です。
屋根足場は、外壁用の足場と比較してやや高い単価が設定される傾向にあります。
2:屋根足場の費用相場
実際の屋根足場の費用は、屋根の形状や傾斜角度、面積によって異なりますが、一般的には5万円から20万円程度が必要とされます。
たとえば、100平米の屋根に設置する場合、10万円程度が加算されることが一般的です。
足場の設置は通常、外壁用の足場とセットで施工されるため、総費用はこれらを合わせた金額となることが多いです。
□まとめ
屋根足場は、安全性、作業の質、近隣への配慮のために重要です。
特に勾配のある屋根の上では、その必要性は一層高まります。
この記事を参考に、安全かつコストパフォーマンスに優れた屋根工事を計画していただければ幸いです。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。