原因から学ぶ外壁を守る塗装の浮き対策
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家の外観を左右する外壁塗装は見た目の美しさだけでなく、家全体の保護にも関わる重要な要素です。
しかし、外壁塗装には時間と共にさまざまな問題が生じる可能性があり、その中でも「塗装の浮き」は見た目の悪化だけでなく、家全体の構造にも影響を与えかねない深刻な問題になり得ます。
そこで、今回は塗装が浮く原因について解説します。
□塗装が浮く主な原因とは
外壁塗装が浮く主な原因には、大きく分けて「施工不良」と「経年劣化」があります。
施工不良は乾燥不足、洗浄不足、下塗り不足、作業環境の悪さ、材料の不一致など、さまざまな要因により発生します。
乾燥が不十分な場合、塗装と外壁の間に水分が残り、これが蒸発することで空間が生じ、塗装が浮いてしまいます。
洗浄が不十分な場合、外壁の表面に残った汚れやカビが塗装の密着性を悪化させ、浮きの原因となります。
経年劣化もまた、外壁塗装の浮きの一因です。
時間が経過するにつれて、外壁塗装は自然と劣化し、ひび割れや傷が入ることで水が浸入し、塗装が浮く原因となります。
特に、寒冷地では凍害により塗装が押し上げられることもあります。
□外壁の浮きが引き起こす問題
外壁の浮きは見た目の問題だけでなく、塗膜のはがれ、雨や紫外線の影響、腐食の進行など、家全体の劣化を加速させるさまざまな問題を引き起こします。
塗膜が浮いてしまうと、破れやすくなり、破れた箇所から雨水が浸入する危険も生じます。
また、塗膜の浮きは保護機能を低下させ、外壁材をさらに劣化させる恐れもあります。
早期の補修が重要であり、浮きの症状が見られたら、専門の会社に相談することがおすすめです。
放置することで、補修費用が高額になるだけでなく、家全体の安全性にも影響を及ぼす可能性があります。
塗装の浮きは避けられない課題かもしれませんが、原因を理解し、適切な予防措置を講じることで、そのリスクを大幅に減少させられます。
□補修の流れ
外壁の塗装は見た目を美しく保つだけでなく、建物を保護する重要な役割を果たしますが、時間の経過と共に、塗装の剥がれや浮きが発生することがあります。
これらの問題は、外観の美しさを損なうだけでなく、建物自体の耐久性にも影響を及ぼすため、適切な補修が必要となります。
1:旧塗膜の剥離
塗装の剥がれや浮きが見られる場合、最初のステップとして旧塗膜を剥がします。
これは、新しい塗膜がしっかりと密着するための重要な工程です。
ヘラや研磨紙を用いて、浮いている塗膜や剥がせる塗膜をすべて取り除きます。
万が一、剥がせる塗膜が残ったまま塗装を行うと、新しい塗膜もすぐに剥がれる可能性があるため、この工程は丁寧に行う必要があります。
2:パターン調整
剥離が起こると塗膜を取り除かなくてはならず、取り除く周りの模様やデザインと統一するために吹き付けや専用のローラーなどを使用し同じパターンに仕上げます。
これにより塗装後の外壁の一貫性が保たれます。
3:下塗り、中塗り、上塗り
塗装の基本となるのが、下塗り、中塗り、上塗りの3工程です。
下塗りは塗装の密着を高めるために行います。
下塗り材をしっかりと乾燥させた後、中塗りと上塗りを行い、塗膜の厚みと耐久性を確保します。
この3工程を通じて、塗装の品質を高め、再度の剥離を防ぐと共に長期間にわたって建物を保護します。
□まとめ
外壁塗装の補修は、単に見た目を美しくするだけでなく、建物の保護という重要な役割も担っています。
旧塗膜の剥離から始まり、パターン調整、そして3工程の塗装を行うことで、塗装の品質と耐久性を高められます。
当社では外壁塗装はもちろんのこと、屋根工事までトータルに対応しています。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。