外壁塗装がいらないは本当?適切な塗装のタイミングを解説
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リフォーム時に外壁材についてメンテナンスフリーと説明された方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、メンテナンスフリーの本当の意味を理解していないと、家の耐久性に悪影響を及ぼす危険性があります。
今回は、外壁塗装がいらないは本当かどうかなのかについて、外壁塗装のタイミングを見極めるポイントとともに解説します。
目次
□外壁塗装がいらないは本当?
「外壁塗装は必要ない」と考える理由として、過去に外壁材を「メンテナンスフリー」と説明を受けたからかもしれません。
しかし、これは一部の特性を強調した表現で、外壁材にも定期的なチェックやメンテナンスが必要です。
*メンテナンスフリーの真実
「メンテナンスフリー」と聞くと、一切の手入れが不要と解釈しがちです。
しかし、実際には外壁材の耐久性、防汚性の高さから「通常よりメンテナンス頻度が低い」という意味で、メンテナンスが全く必要ないというわけではありません。
*外壁塗装が必要ない家の特徴
実際に外壁塗装を必要としない外壁材も存在します。
たとえば、レンガは高温でしっかりと焼き固められているため、紫外線や雨風の影響を受けにくい、水分も吸収しにくいという特性から、色あせや水分の浸入の心配がなく、外壁塗装が必要ないとされています。
また、一部の金属素材も水分の浸入やひび割れの心配も少ないため、他の外壁材と比較すると外壁塗装の必要性は低いとされています。
一方で、多くの家庭が使用している窯業系サイディングは、平均して7年ごとにメンテナンスが推奨されています。
気候や立地条件によっても左右されるため、7年より早くメンテナンスが必要になる場合もあります。
□外壁塗装のタイミング
外壁のメンテナンスを行う上で最も重要なのが、塗装のタイミングを見極めることです。
適切なタイミングで外壁塗装をすることで、外壁の美観、機能性を長く保てます。
一般的に外壁塗装は10〜15年が目安とされていますが、塗料の種類や環境によっても左右されます。
1:塗料の種類と耐用年数をチェック
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。
例えば、シリコン塗料は8~12年、フッ素塗料は15~20年が目安です。
前回の塗装で使用した塗料を把握することから始めましょう。
2:外壁の劣化症状をチェック
塗料だけではなく環境要因によってもタイミングは左右されるため、外壁塗装のタイミングを見極めるためにも、外壁の劣化症状を定期的にチェックすることが重要です。
外壁の状態をチェックする際には、以下のポイントに注意してください。
・チョーキング現象
・塗膜の剥がれや膨れ
・外壁の変色や退色
・コーキングのひび割れ
□色を変えたくない方にはクリア塗装がおすすめ
色を変えずに外壁のメンテナンスを行いたい方には、クリア塗装がおすすめです。
クリア塗装は、透明感のある塗料を使用し、色はそのままで外壁の耐久性を高められます。
*クリア塗装の適用条件
・劣化が少ない外壁
クリア塗装は、外壁の小さなキズやひび割れを目立たなくすることはできますが、大きなダメージには対応できません。
・窯業系サイディング・モルタル・コンクリートなど
おしゃれな風合いをそのまま生かせるため、クリア塗装が向いている外壁材です。
*クリア塗装のメリット
・チョーキング現象が発生しにくい
チョーキング現象は塗料に含まれる顔料が劣化することによって発生するため、顔料を含んでいないクリア塗装はチョーキング現象が発生しにくいというメリットがあります。
・艶出しができる
外壁の風合いや色合いはそのままで、艶出しができます。
塗料の種類によっては艶の度合いを選択できるものもあります。
□まとめ
今回は外壁塗装がいらないは本当かどうか、外壁塗装のタイミングを見極めるポイント、そしてクリア塗装のメリットについて解説しました。
外壁塗装がいらないというのは一部の外壁材には当てはまるかもしれませんが、一般的に外壁は定期的なメンテナンスが必要です。
外壁材、前回使用した塗料、劣化状況を考慮して、適切なタイミングで外壁塗装を依頼しましょう。
当社では、フッ素プランやシリコンプランをはじめ、さまざまな塗料のプランをご用意しております。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。