外壁塗装におけるシーラーとは?役割と注意点について解説
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外壁塗装を検討されている方の中で、外壁の保護と美観の向上に不可欠な「シーラー」について知っている方は多くありません。
シーラーは外壁塗装において基本中の基本とも言える工程です。
今回は外壁塗装におけるシーラーについて、役割と注意点を解説します。
目次
外壁塗装におけるシーラーとは?
シーラーとは?
シーラーは、外壁塗装の際に最初に塗られる下塗り用の塗料です。
主に下地を保護し、後に施される塗料の密着を助けるために使用されます。
シーラーがなければ、上塗り塗料が上手く密着しなかったり、上塗り塗料が外壁材に浸み込んでしまったりするなど、外壁の美観と機能性に関わります。
そのため、シーラーは外壁塗装で欠かせない存在です。
プライマーやフィラーとは何が違う?
シーラー以外にも、下地処理にはプライマーやフィラーなどが使用されます。
プライマーは初めを意味するprimeからきており、最初の塗料であることから、シーラーとの役割は同じです。
フィラーはモルタルのヒビなどを補修するために使用されます。
シーラー塗装が果たす重要な役割
シーラーは単なる下塗り材以上の役割を果たしており、塗装作業全体の品質と持続性に大きく寄与します。
ここでは、シーラーがどのような重要な機能を担っているのかを解説します。
1:劣化した塗装面の補強
時間の経過とともに、外壁は太陽の紫外線や風雨にさらされ劣化します。
シーラーは、これらの劣化した面を物理的に強化し、塗装が直接外壁に影響を与えることを防ぎます。
2:塗装面の密着性を高める
シーラーを塗布することで、後に施される中塗りや上塗りの塗料がしっかりと塗装面に密着します。
これにより、塗膜が剥がれるのを防ぎ、耐候性や耐久性を向上・維持できます。
3:塗料の吸い込みを防止する
シーラーは上塗り、中塗り用の塗料が外壁に吸い込まれるのを防ぎます。
塗料が外壁に吸い込まれると、仕上がりの状態が悪くなったり、色ムラが発生してしまったりする恐れがあります。
4:ヤニやアクの発生を抑制
特に木材などの自然素材を使用した外壁では、ヤニやアクが時間とともに表面に現れることがあります。
シーラーはこれらの物質が表面に出るのを抑え、塗装面の美観を維持できます。
シーラー塗装の際の注意点
シーラーを適切に適用することは、外壁塗装の成功に直結しますが、そのためにはいくつかの注意点を把握しておく必要があります。
1:塗装面に合ったシーラーの選択
外壁の素材によって最適なシーラーは異なります。
木材、コンクリート、モルタルなど、各素材に合ったシーラーを選ぶことが重要です。
例えば、木材にはヤニや水分の浸透を防ぐ特性、コンクリートにはアルカリに強い特性があるシーラーが必要です。
2:乾燥時間の確保
シーラーが完全に乾燥するまでの時間をしっかりと確保することが重要です。
この乾燥時間を短縮してしまうと、シーラーの性能が十分に発揮されず、後の塗装工程に悪影響を与える可能性があります。
3:上塗り材との相性
シーラーと上塗り材との相性も重要です。
相性が悪い材料を組み合わせると、剥離や色ムラなどの問題が発生することがあります。
適切な下塗り塗料が記載されている上塗り用塗料のカタログもあるので、事前に塗料の種類を確認しましょう。
まとめ
シーラーは、外壁塗装の際に最初に塗られる下塗り用の塗料のことです。
下地の保護をすることで上塗り塗料の密着度を向上させたり、外壁材に塗料が染み込むことを防いだりするなど、美観と機能面のどちらでも重要な役割を果たします。
当社では、徹底したヒアリングや、外壁診断士による現地調査を経て、工事内容をご提案いたします。
専門知識を有する職人による自社施工を行っている為、品質には自信が御座います。
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