外壁塗装にペンキは使わない?その理由と塗料の違いについて解説
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外壁塗装は、建物を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線から守る大切なメンテナンスです。
では、外壁に使われるのはペンキではなく、塗料であることをご存じでしょうか。
この記事では、塗料とペンキの違い、ペンキが外壁塗装に適さない理由、そして外壁塗装に使われる代表的な塗料について説明します。
目次
外壁塗装に使われる塗料とペンキの違い
外壁塗装を行う際に、多くの人が「塗料」と「ペンキ」を同じものだと考えているかもしれません。
しかし、実際には両者は成分や用途が異なるため、外壁塗装には塗料の方が適しています。
塗料とペンキは、どちらも表面に塗るための材料ですが、その成分と役割には明確な違いがあります。
塗料:保護と機能を付与
塗料は、顔料、樹脂、溶剤などを混ぜ合わせて作られたもので、単に外観を美しくするだけでなく、対象物の保護や機能を付与する役割を担います。
外壁塗装においては、塗料が雨風や紫外線から建物を保護し、耐久性を高める役割を果たします。
ペンキ:美観を重視
一方、ペンキは、オイルペイントや合成樹脂調合ペイントを指し、植物油などで稀釈されます。
ペンキは主に美観を重視した用途で使われ、耐久性や耐候性など機能も重視される外壁塗装にはあまり適していません。
外壁塗装に塗料が選ばれる理由
外壁塗装では、塗料がペンキよりも選ばれる理由は、その優れた耐久性と機能性にあります。
塗料はペンキに比べて成分が複雑でより多くの機能を持つように設計されているため、外壁塗装に適した材料と言えるでしょう。
なぜ外壁塗装にペンキを使うべきではないのか
「外壁塗装は好きな色で塗装できればいいので、機能は求めていない」
「好みの色があればペンキを使って塗装してもいいのでは」
そう考える方もいるかもしれません。
しかし、外壁塗装の目的は、単にカラーチェンジをするだけではありません。
建物の耐久性を高め、長く美しく保つことが、外壁塗装の目的です。
1:耐久性の低さ
ペンキは、塗料に比べて耐久性が低く、数年で劣化し始めます。
そのため、ペンキで塗装した場合、頻繁な塗り替えが必要となり、結果的に高額な費用がかかってしまいます。
2:コストパフォーマンスの低さ
ペンキは塗料に比べて安価ですが、耐久性が低いため、頻繁な塗り替えが必要となり、結果的にコストパフォーマンスが低くなってしまいます。
3:外壁塗装の目的は耐久性の向上
外壁塗装は、建物を雨風や紫外線から保護し、耐久性を高めるための工事です。
美観のみを重視したペンキでは、その目的を十分に達成できません。
外壁塗装に使われる塗料の種類
外壁塗装に使われる塗料は、その成分や性能によってさまざまな種類があります。
ここでは、代表的な塗料の種類とその特徴について解説します。
1:シリコン塗料:耐久性と価格のバランスが良い
シリコン塗料は、アクリル塗料やウレタン塗料に比べて耐久性が高く、汚れにくいため、近年では最も人気のある塗料の一つです。
耐用年数は約8~12年とされています。
2:フッ素塗料:最高レベルの耐久性と汚れにくさ
フッ素塗料は、耐久性が高く、汚れにくい塗料です。
耐用年数は約15~20年とされています。
価格が高いのがデメリットですが、長寿命でメンテナンス費用を抑えられるため、長期的な視点で見ると経済的です。
3:その他塗料:最新技術を駆使した高機能塗料
近年では、シリコン塗料とフッ素塗料の性能を組み合わせたハイブリッド塗料や、光触媒機能を持つ塗料など、さまざまな高機能塗料が登場しています。
これらの塗料は、従来の塗料に比べてさらに優れた耐久性や機能性を備えています。
まとめ
外壁塗装は、建物の耐久性を高め、美しく保つための重要なメンテナンスです。
そのため、美観のみを重視したペンキでの塗装は適しておらず、機能性を備えた塗料での塗装が必要です。
当社ではシリコンプラン、ラジカルプラン、遮熱シリコンプラン、フッ素プランなど様々な
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外壁の状態やご自宅周辺の環境などを調査し、適切なプランをご提案いたします。
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