サイディング外壁のメンテナンスについて解説します!
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サイディング外壁は、その耐久性とメンテナンスフリーのイメージから、多くの住宅で採用されています。
しかし、実際には定期的なメンテナンスが必要となることをご存知でしょうか?
この記事では、サイディング外壁のメンテナンスについて具体的に解説します。
目次
サイディング外壁のメンテナンスは本当に必要?
サイディング外壁は、他の外壁材と比べて耐久性が高く、メンテナンスフリーと思われがちです。
しかし、実際には定期的なメンテナンスが必要です。
1:サイディング外壁の劣化
サイディング外壁は、紫外線、風雨、温度変化などの外的要因によって、徐々に劣化していきます。
2:劣化による影響
サイディング外壁が劣化すると、以下の影響が出てきます。
・防水性の低下
サイディング外壁は、表面を塗装することによって防水性を維持しています。
しかし、経年によって塗膜が劣化すると、防水性が低下し、雨水が浸入しやすくなります。
・美観の低下
サイディング外壁が劣化すると、チョーキングやカビが発生したり、色が褪せたりして、美観が損なわれます。
・構造材の腐食
雨水がサイディング外壁の内部に浸入すると、構造材が腐食する可能性があります。
3:メンテナンスの重要性
サイディング外壁のメンテナンスは、これらの問題を防ぎ、外壁の寿命を延ばすために非常に重要です。
サイディング外壁のメンテナンス時期
サイディング外壁のメンテナンスを行うタイミングは、主に以下の2つです。
1:耐用年数が近づいてきた時
サイディング外壁の耐用年数は、素材の種類によって異なります。
・窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントや繊維質などを成分とした外壁材です。
デザインが豊富だったり、防火性に優れていたりします。
耐用年数は約40年で、塗り替え周期は10年前後です。
・金属系サイディング
金属系サイディングは、アルミニウム合金やガルバリウム鋼板などの金属でつくられている外壁材です。
軽量で施工しやすいですが、キズがつきやすいというデメリットもあります。
耐用年数は約40年で、塗り替え周期は10~15年です。
・樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料とした外壁材です。
耐久性が高く、凍害に強いという特長を持ちます。また、樹脂系サイディングは顔料が素材自体に練り込まれており、塗装によるメンテナンスは不要です。
ただし、目地にシーリングが使用されている場合は、おおよそ10年に1度はメンテナンスが必要となります。
耐用年数は25~30年ほどです。
・木質系サイディング
木質系サイディングは、木材を加工してつくられた外壁材です。
木のぬくもりが感じられるデザインで、断熱性が高い素材です。
木質系サイディングは湿気に弱いため、ほかのタイプに比べて短いスパンでのメンテナンスが必要となります。
耐用年数は15~40年で、メンテナンスの時期はおおよそ5~10年おきです。
2:劣化症状があらわれた時
サイディング外壁に以下のような劣化症状があらわれたら、メンテナンスを行うタイミングです。
・チョーキング
チョーキングは、塗料に含まれている顔料が紫外線や風雨の刺激によって劣化して、粉状となり浮き出てくる現象です。
外壁の表面に粉があらわれるチョーキング現象が起きたら、塗り替えによるメンテナンスが必要な時期です。
・カビや汚れ
カビや汚れが発生したら、外壁の防水性が低下するためメンテナンスが必要です。
特に、カビは水分を保持しているので、外壁が常に湿った状態となります。
そのまま放置しておくと、外壁の防水性が低下したり、腐食したりする原因となるのです。
また、カビによってアレルギーが発症する可能性もあります。
さらに、カビや汚れは住宅の美観を損ねることにもなります。
まとめ
サイディング外壁は、メンテナンスフリーと思われがちですが、実際には定期的なメンテナンスが必要です。
適切な時期にメンテナンスをすることで、外壁の寿命を延ばし、家の価値を維持することができます。
サイディング外壁のメンテナンスを行うタイミングは、耐用年数が近づいてきた時と、劣化症状があらわれた時です。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。