外壁クリア塗装でデザインを維持！費用やメリット・デメリットを解説

築10年以上経ったマイホーム。
年月とともに、外壁も少しずつ劣化してきているのではないでしょうか。
「そろそろ外壁塗装を検討しなきゃなぁ…」
そう思いつつも、気になるのは塗り替えによるデザインの変化。
せっかくのお気に入りの外観を、ガラリと変えたくないという方も多いはずです。

そんな悩みをお持ちのみなさんに朗報です。
今回は、外壁のデザインを維持しながら、美しく保護する「外壁クリア塗装」について詳しく解説していきます。
クリア塗装は、従来のデザインを活かしたい方や、塗り替えによるイメージチェンジを避けたい方に最適な塗装方法です。

この記事では、クリア塗装の特徴、メリット・デメリット、費用、そしてクリア塗装に向いている外壁・向かない外壁まで、わかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、クリア塗装の選択肢を検討してみてください。

外壁クリア塗装とは？

外壁クリア塗装とは、外壁のデザインを維持しながら、透明な塗膜で保護する塗装方法です。
従来の塗装のように、色を塗り替えるのではなく、透明な塗料で外壁を覆うため、元のデザインや素材感をそのまま保つことができます。
まるで、外壁に透明なヴェールをかけるようなイメージですね。
クリア塗装は、以下のような方におすすめです。

1: デザイン性を重視したい方

築年数が経っていても、建物の当初のデザインを維持したい方
個性的な外壁デザインを活かしたい方
塗り替えによるイメージチェンジは避けたい方

2: 外壁の素材感を活かしたい方

レンガ調や木目調など、素材感を大切にした外壁デザインの方
外壁の素材本来の風合いを保ちたい方

外壁クリア塗装のメリットとデメリット

クリア塗装には、デザイン維持などの魅力的なメリットがある一方、デメリットも存在します。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、クリア塗装が本当に適しているのか、判断することが大切です。

1: メリット

・デザインを維持できる
クリア塗装は、透明な塗膜で外壁を保護するため、元のデザインや素材感をそのまま維持できます。
特に、個性的なデザインや、素材本来の風合いを活かしたい外壁に最適です。

・チョーキングを防止できる
チョーキングとは、外壁の塗膜が劣化し、粉がつく現象です。
チョーキング現象は塗料の顔料が分離し、粉状に出て来てしまうのですが、

クリア塗装は顔料が含まれていないので、チョーキングの発生を抑える効果があります。

・艶出し効果がある
クリア塗装は、外壁に艶を与え、美しい光沢を出す効果があります。
外壁の見た目を美しく、高級感を演出したい方におすすめです。

2: デメリット

・下地の劣化が透けて見える
クリア塗装は、透明な塗膜のため、下地の劣化が目立つ場合があります。
ひび割れや剥がれなど、下地の劣化が進行している場合は、クリア塗装よりも塗り替え塗装の方がおすすめです。

・ひび割れを保護できない
クリア塗装は、ひび割れを修復する効果はありません。
ひび割れが進行している場合は、クリア塗装ではなく、塗り替え塗装で補修する必要があります。

・耐用年数が短い
クリア塗装は、一般的な塗装と比べて、耐用年数が短い傾向にあります。
定期的なメンテナンスが必要となることを、事前に理解しておく必要があります。

外壁クリア塗装の費用と耐用年数

クリア塗装の費用は、使用する塗料の種類によって大きく異なります。
一般的に、シリコン系塗料 < フッ素系塗料の順で、価格が高くなります。

1: シリコン系塗料

価格：ウレタン系塗料より高い
特徴：ウレタン系塗料より耐久性、耐候性が高い
耐用年数：約8〜12年
メリット：耐久性、耐候性が高い
デメリット：ウレタン系塗料より価格が高い

2: フッ素系塗料

価格：最も高価
特徴：最も耐久性、耐候性が高い
耐用年数：約15～20年
メリット：耐久性、耐候性が非常に高い
デメリット：価格が高い

クリア塗装がおすすめな外壁と、向かない外壁

クリア塗装は、あらゆる外壁に適しているわけではありません。
外壁の状態や素材によって、クリア塗装が適している場合と、適していない場合があります。

1: クリア塗装がおすすめな外壁

・劣化が少ない外壁
築年数が浅く、外壁の劣化が少ない場合は、クリア塗装がおすすめです。
元のデザインを維持しながら、外壁を保護することができます。

・サイディング外壁
サイディング外壁は、デザイン性が高く、クリア塗装で元の美しさを保つことができます。
ただし、サイディングの種類によっては、クリア塗装ができない場合もあるため、事前に確認が必要です。

・デザイン性を重視したい外壁
個性的で美しい外壁デザインを、そのまま維持したい場合は、クリア塗装が最適です。

2: クリア塗装に向かない外壁

・劣化が激しい外壁
ひび割れや剥がれなど、劣化が進行している場合は、クリア塗装よりも塗り替え塗装の方がおすすめです。
クリア塗装では、ひび割れを修復できません。

・金属系サイディング
金属系サイディングは、クリア塗装をすると、塗料の密着性が悪くなる場合があります。
金属系サイディングの場合は、塗り替え塗装がおすすめです。

・汚れが酷い外壁
汚れが酷い場合は、クリア塗装の前に、洗浄や補修が必要となります。
汚れが落ちない場合は、塗り替え塗装がおすすめです。

まとめ

今回は、外壁クリア塗装の特徴、メリット・デメリット、費用、そしてクリア塗装に向いている外壁・向かない外壁について解説しました。
クリア塗装は、デザイン性を重視しながら、外壁を保護したい方にとって魅力的な選択肢です。

しかし、クリア塗装は、下地の状態や素材によって、適している場合と適していない場合があります。
クリア塗装を検討する際は、この記事で解説した内容を参考に、塗装専門店に相談し、最適な塗装方法を選択することが重要です。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。