外壁塗装の浮きとは?原因と補修方法を解説
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外壁は、家の顔であり、大切な住まいを守る盾でもあります。
しかし、長年の風雨や紫外線にさらされることで、徐々に劣化していきます。
気づかないうちに進行する劣化症状は、建物の寿命を縮めます。
そこで今回は、外壁塗装の劣化症状について、その原因や対策について解説します。
目次
外壁塗装の劣化の原因
1: 紫外線による劣化と対策
紫外線は、塗膜の樹脂を劣化させ、色あせやチョーキング(塗膜表面が粉状になる現象)を引き起こします。
特に南側は日当たりが良いため、劣化が進行しやすい傾向があります。
対策としては、紫外線に強い塗料を使用することが有効です。
定期的な洗浄も、紫外線によるダメージを軽減する効果があります。
2: 雨風による劣化と対策
雨風は、塗膜に物理的なダメージを与え、ひび割れや剥がれなどを引き起こします。
また、雨水は、塗膜の劣化を促進し、カビやコケの発生を招きます。
対策としては、高耐久性の塗料を選ぶこと、ひび割れなどを早期に補修することが重要です。
3: 経年劣化による劣化と対策
経年劣化は、あらゆる劣化症状の根本的な原因です。
時間の経過とともに、塗料の成分が分解され、塗膜の機能が低下します。
対策としては、適切な時期に塗り替えを行うことが不可欠です。
4: その他の劣化原因と対策
その他、排気ガスや汚れの付着、施工不良なども劣化を早める要因となります。
定期的な洗浄や、適切な施工を行うことで、劣化を抑制できます。
劣化症状の種類
1: 色あせ・変色
外壁の色が、施工時と比べて薄くなったり、変色したりしている場合は、劣化のサインです。
これは、紫外線による樹脂の劣化が原因です。
2: チョーキング
外壁を手で触ると、粉が付着する現象です。
塗膜が劣化し、表面が粉状になっている状態です。
防水機能の低下も示しており、塗り替えの目安となります。
3: ひび割れ
塗膜に細かいひび割れが生じている場合、雨水の浸入や、更なる劣化につながる可能性があります。
ひび割れの幅が0.3mm以上の場合は、早めの補修が必要です。
4: 塗膜の剥がれ
塗膜が剥がれると、下地が露出して雨水の浸入を招き、建物の腐食につながります。
早急に補修または塗り替えが必要です。
5: カビ・コケの発生
カビやコケは、湿気や汚れが原因で発生します。
放置すると、建物の腐食や人体への悪影響も懸念されます。
高圧洗浄などで除去し、防カビ・防藻効果のある塗料を使用することが有効です。
6: 錆の発生
鉄部などに錆が発生している場合、腐食が進行し、建物の強度を低下させる可能性があります。
錆を落とす処理を行い、錆止め塗料を使用する必要があります。
劣化症状発見後の対処法
1: 早期発見・早期対処の重要性
劣化症状を早期に発見し、適切に対処することで、大規模な修繕費用を削減できます。
小さなひび割れなどは、部分補修で済むケースも多いです。
2: 部分補修と費用
軽微なひび割れや剥がれは、部分的に補修できます。
費用は、箇所や大きさによって異なりますが、数千円~数万円程度です。
3: 塗り替えと費用
チョーキングやひび割れなどが広範囲に及ぶ場合は、塗り替えが必要です。
費用は、家の大きさや使用する塗料によって異なりますが、一般的に60万円~程度です。
4: 重ね張り・張り替えと費用
外壁材自体が劣化している場合は、重ね張りや張り替えが必要となる場合があります。
費用は、150万円~程度と高額になります。
5: 専門業者への相談
外壁塗装の劣化症状について、専門業者に相談することで、適切な診断と対応を受けることができます。
まとめ
外壁塗装の劣化は、紫外線、雨風、経年劣化などが原因で起こります。
色あせ、チョーキング、ひび割れ、剥がれ、カビ・コケ、錆などが代表的な症状です。
早期発見・早期対処が重要であり、症状に応じて部分補修、塗り替え、重ね張り・張り替えなどの対応が必要です。
業者への相談は、適切な対応をする上で不可欠です。
定期的な点検を行い、劣化症状に気づいたら早めの対処を心がけましょう。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。